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日経新聞が各界の知の専門家を「日本創造会議」で紹介しています。 (2009年6月16日付、日経新聞) |
木村秋則(59)の生き方に感銘を受けました。 リンゴの無肥料・無農薬栽培は「絶対不可能」というのが、これまでのりんご農家の常識でした。この常識を破り、成功させた農家が木村さんです。だが、その道のりは平坦ではなく、10年近く無収穫、無収入が続いたそうです。 試行錯誤していたとき、自然が土の中の見えない世界を、木村さんに見せてくれました。草深い山の柔らかい土の中で、根は伸びやかに張っている。リンゴ園が病害虫にやられてしまうのは、木が弱っていたからで、虫や病気は結果だ。 「この土を作ればいい!」自然に戻ればリンゴも喜ぶ。ようやく一つの答えに辿り着きました。それから、りんごの土作りが始まったのです。生活苦に喘ぎながらも、辛抱強く、実験と観察を何度も何度も繰り返したそうです。 過去の常識に縛られることなく、すべては観察から始まる。ずっと観ていることが大事で、農業は非効率なものが、効率的なものになる事もある。そして、狂うほど馬鹿になって取り組めば、答えは必ず見つかる。これが、木村さんの仕事の流儀でした。 私たちは日々、「人の健康とは?病気とは?」という問題に向き合っています。木村さんのリンゴも、私たちの体も同じではないでしょうか。ややもすると、私たちは症状を悪者にしたり、困ったこととして捉えがちです。でも、症状は原因があっての結果です。 木村さんのリンゴは、改めて気付かせてくれました。 |